Lesson6-1 いろいろなWeb広告

Lesson4では効果的なWebサイトについて、
Lesson5では、SEO対策について学んできました。

ユーザーとGoogleを意識した良質なWebサイトを作り、
SEOによりさまざまな施策をしても、
すぐに集客の効果を得るのはなかなか難しいものです。

なるべく早く効果を上げるには、
やはり投資をしてできるだけ多くのユーザーに、
あなたのWebサイトを訪問してもらう必要があります。

そこでLesson6では、
Web広告の活用方法について学習しましょう。

まずはこのレッスンでは、
どのようなWeb広告があるのか、解説します。

リスティング広告

リスティング広告とは、
ユーザーがあるキーワードで何かを検索した時に、
検索エンジンの結果画面に表示されるテキスト形式の広告のことです。

検索結果の上位に表示されるためには、
SEOの施策をする以外にも、
費用をかければ上位表示させることができます。

ユーザーは検索エンジンで何かを検索する時、
能動的に情報を探しているわけですから、
上位にあなたの広告を表示させられれば、
訪問してくれる可能性が高いです。

リスティング広告は人気の広告であるため、
広告費が高い傾向がありますが、
うまく活用すれば高い効果が期待できます。

リスティング広告については次のページから
詳しく学習を進めていきます。

SNS広告

スマホやPCでFacebookを開くと、
さまざまな広告が上がってきます。

Facebook広告は、Facebookだけでなく、
Instagramにも広告を出すことができます。
(InstagramもFacebookのMetaが運営しているため)

よく見るとわかりますが、
静止画の他、動画やスライドなど、
多彩な表現ができるのが特徴
です。

Facebook広告を含めたSNS広告については、
Lesson6-6で詳しく解説をします。

ディスプレイ広告

ブログやWebサイトなどで、
画像やテキストの広告を見かけることがありますね。

それがディスプレイ広告です。

リスティング広告との違いは、
リスティング広告が検索結果画面に表示されるのに対し、
ディスプレイ広告は、
ユーザーがコンテンツを読んでいる時に表示されるものです。

つまりディスプレイ広告は、
ユーザーが積極的に何かを探している状態の時に
表示されるものではありません。

しかし、読んでいるWebサイトと関連する広告が表示されるため、
潜在的な需要を取り込める可能性がある
のです。

代表的なディスプレイ広告サービスは、

  • GDN・・・Googleディスプレイネットワーク
  • YDN・・・Yahoo!ディスプレイアドネットワーク

の2種類です。

リマーケティング広告

あるWebサイトを一度訪問したら、
その会社の広告(ディスプレイ広告)を
何度も見かけるようになることがあります。

それがリマーケティング広告になります。

見込み客は一度あなたのWebサイトに訪れても、
ほとんどの人はすぐに購入したり、
登録したりといった行動を取りません。

しかし、他のWebサイトを見ている間も、
あなたの会社の商品やサービスに
興味を持っている可能性は高い
のです。

そのような見込み客に一定期間に頻繁に広告を見せることで、
あなたのWebサイトへの再訪を促し、
購入を後押しする効果が期待できます。

注意したいのは、あまりしつこすぎる広告表示は、
ユーザーに嫌われてしまう可能性があることです。

1日の間に広告が表示される回数と、表示される期間を、
うまく調整するようにしましょう。

リマーケティング機能については、
Google広告Yahoo!広告の各サイトで確認してください。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー/有料)に登録して、
アフィリエイターやサイト運営者に商品の紹介記事を書いてもらい、
そのページにあなたのWebサイトのリンクを貼ってもらう広告の方法です。

※各媒体やアフィリエイターに直接交渉する方法もありますが、
ASPを利用するのが通常。

そして、アフィリエイターのページ経由でWebサイトを訪問し、
ユーザーが商品を購入した場合に、
アフィリエイターに販売手数料を支払う
という仕組みです。

リスティング広告のように、
クリックしただけでは広告料が発生しません。

つまり、成果報酬課金型の広告になるので、
費用対効果が高い
ことがメリットです。

しかし、必ずしもあなたの商品やサービスがアフィリエイターに選ばれて、
記事を掲載してもらえるわけではありません。

しかも、記事を掲載してもらっても、
全く獲得がない(購入に至らない)可能性もあります。

その場合は、ASP登録料のみが発生してしまうことになります。

まずはアフィリエイターに自社の商品やサービスを理解してもらい、
そして記事を掲載してもらうまでには、
それなりの時間がかかる
ということを覚悟して始める必要があります。


Web広告の種類について解説しました。

次のページからは、
リスティング広告について詳しく学習を進めます。