Lesson5-5 MEO対策

「MEO」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

SEOと似た言葉ですが、「M」はMAPを指し、
Map Engine Optimizationの略語になります。

つまり、「地図エンジン最適化」という意味です。

Google検索かGoogleマップで、
「エリア+業種」を検索すると、
エリアマップと検索結果が表示されます。

例えば「新宿 カフェ」と検索した場合、
トップにカフェの場所が表示された地図が表示され、
その下にカフェの住所や営業時間といった情報が表示されます。

ここに表示されるのはGoogle検索の場合3軒まで、
Googleマップの場合は1ページ20軒までで、
全ての店舗を表示してくれるわけではありません。

実店舗を持っている会社であれば、
ここに表示されれば認知度が上がりますし、集客効果も高まります。

そこで、MEOが必要になるのです。

Googleビジネスプロフィール

まずはGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス※)に、
店舗情報を登録することから始めますが、
あなたが実店舗の運営を始めてからしばらく時間が経っている場合、
すでに登録されている可能性があります。

なぜなら、Googleビジネスプロフィールには、
オーナーだけではなく、ユーザーも登録できる
からです。

「店舗名」「店舗名+地域名」「店舗名+住所」
などのキーワードで、あなたのお店を検索してみてください。

検索してもマップ上に表示されないなら、
まだ登録されていないということですので、
新規で登録しましょう。

すでに登録されているなら、
あなたが正式なオーナーであることをGoogleに通知してオーナー登録し、
すでにある登録情報を正しい情報に書きかえましょう。

Googleビジネスプロフィール(無料)

※2021年にGoogleマイビジネスから
Googleビジネスプロフィールに変更されました。

管理画面にログインしなくても、
オーナー確認やプロフィール編集などが、
検索画面から簡単に行えるようになりました。

Googleビジネスプロフィールを使いこなそう

クチコミ

マップの店舗情報には、ユーザーのクチコミ機能がありますが、
実際にクチコミをしたり、見たりしたことがある人も多いでしょう。

クチコミで判断するユーザーも多いですから、
クチコミを増やすことは集客に大切なことです。

さらにレビューの評価も、マップの上位表示につながることから、
ないがしろにはできません。

ただし、あなたや店舗の関係者がクチコミを投稿する
「サクラ」は禁止されているのでやめましょう。

クチコミには必ずしも良いものばかりではなく、
クレームが書かれることも多々あります。

このようなクレームは放置せずに、
返信機能を使って返信しましょう。

「来店への感謝」を必ず書き、
「指摘してもらったことにどのように対応したか」
を丁寧に説明してください。

クレームにも丁寧に対応することで、
クレームをした本人にも、それを見た他のユーザーにも、
逆に良い印象を残すことができる可能性があります。

※ただし、誹謗中傷のような心ないクレームは、
Googleに報告すれば削除してもらえる場合があります。

情報発信

管理画面から、写真やテキストを投稿できる機能があります。

ここでこまめに情報発信すれば、
MEOの効果も高まります。

「お知らせ」とともに、Webサイトのリンクも貼れば、
Webサイトへの流入を促すこともできます
ので、
ぜひ活用しましょう。

Webサイト作成

Googleビジネスプロフィールで、Webサイトの作成もできます。

実店舗はあるが、まだWebサイトを持っていない人は、
この機能を使ってWebサイトを作ってみましょう。

簡易的なWebサイトではありますが、
無料で作成できますし、
すでに登録してある情報を使えますので、
簡単に作成できるというメリット
があります。

MEOは必要か?

SNSに力をれているオーナーにとっては、
MEOは不要ではないだろうかと感じる人もいるかもしれません。

しかし、それは違います。

SNSは主に、すでにあなたのお店を知っていてフォローしている人が、
情報をチェックする
ために使われます。

つまり、既存顧客またはリピーターです。

一方でGoogle検索やGoogleマップは、
先ほども例に取り上げた「新宿 カフェ」のように、
あなたのお店を知らない人が検索から入ってくる新規の顧客です。

つまり、Google検索・GoogleマップとSNSでは、
ターゲットが異なる
ことを覚えておいてもらいたいのです。

Google検索・Googleマップと、SNSを使うことで、
新規顧客にも既存顧客にも両方に情報発信できますので、
ぜひ活用するようにしましょう。


Lesson5では、SEO対策とペナルティ、
そしてMEO対策について学習をしました。

SEOもMEOも、
ユーザーにとって有益な情報を発信するように心がけ、
誠意ある態度で運営するようにしましょう。

Lesson6からは、広告の活用方法について学びます。