
Googleのペナルティ
Lesson5-1でも説明しましたが、
Googleはこれまでたびたび、評価の基準を変更してきました。
それは、Googleの裏をかき、
お金を払ってリンクを貼ってもらうなどした、
強引なSEO対策をする業者の存在がいるためでもあります。
Googleのガイドラインに違反すると、
Webサイトがペナルティを受ける可能性がありますので注意が必要です。
ペナルティを受けるパターン
コンテンツの質が低い
例えば、一つのWebサイト内で
同じようなコンテンツのページがたくさんあると、
その中の1ページだけインデックスされます。
これだけでは評価は変わりませんが、
このようなことをたくさんすると、
評価が下がります。
また、他のWebサイトに書いてある内容を集めて
コンテンツを作ったり、意図的にコピーをしたり、
文章量が極端に少ないコンテンツがWebサイト内にたくさんあると、
ペナルティを受けることがあります。
▷ポイントまとめ
- 同じような内容のコンテンツをたくさん作らない
- 他Webサイトのコピーをしない
- 文章量が極端に少ないページをたくさん作らない
(文章の少ないページは多くても全体ページ数の1/3以下までに抑える)

キーワードの使い方
キーワードをコンテンツ内に大量に使うと、
ペナルティを課されることがあります。
以前はキーワードを大量に盛り込んで
SEO対策がおこなわれたことがありましたが、
不自然なほどキーワードを入れることは避けましょう。
不正なリンク
前回のレッスンでも学習したサテライトサイトですが、
優良なサテライトサイトなら良いのですが、
品質の低いサテライトサイトにメインサイトの大量のリンクを貼り、
SEO対策をすると、ペナルティが発生します。
- リンクを大量に貼る
- 低品質のサイトにリンクを貼る
このようなSEO対策はおこなわないようにしましょう。
ペナルティを受けたとき
Webサイトを運営していたら、
突然検索順位が急降下した時。
ガイドラインに引っかからないように、
良質なコンテンツをあげているつもりでも、
Webサイトの運営を継続的に続ければ、
そのようなこともあるかもしれません。
そんな時は慌てずに、原因を突き止めましょう。
手動ペナルティ判定
手動ペナルティは、Googleの担当者が直接Webサイトを確認し、
ガイドラインに違反していると判断される場合です。
このペナルティはダメージが重く、
検索結果に表示されなくなることがあります。
手動ペナルティは、
Googleサーチコンソールに通知が来ますので、
そのメッセージ内容に沿って修正をしましょう。
改善処置をしたら、
Googleに再審査のリクエストをする必要があります。
再審査に合格しても、
Googleの評価を得て以前と同じ順位に戻すには、
時間がかかります。

自動ペナルティ判定
自動ペナルティは、
Googleのアルゴリズムが違反サイトを自動的に検出し、
ペナルティを課します。
検索結果に表示されなくなるわけではありませんが、
検索順位が下がります。
自動ペナルティは、
手動ペナルティのようにサーチコンソールに通知がこないので、
何が原因かはっきりわからないのが問題です。
そもそも、ペナルティを受けているのかもはっきりとは判断できませんが、
検索順位が下がり、サーチコンソールに通知も来ていない場合は、
自動ペナルティを疑いましょう。
この場合は、思い当たる原因を推測し、修正する必要があります。
手動ペナルティのように再審査のリクエストをすることはできないので、
改善処置をしたら、再びGoogleが評価してくれるのを待つことになります。
しっかりと対応すれば検索順位は徐々に戻りますが、
必ずしも以前と同じ順位まで戻るとは限りません。
アルゴリズムの変更の可能性
検索順位の下落は、ペナルティでない場合があります。
それは、Googleのアルゴリズムに変更があった時です。
その場合は、あなたのWebサイトだけではなく、
他のWebサイトも影響を受けています。
ペナルティを課される心当たりがない場合は、
慌てずに数日様子を見るようにしましょう。
アルゴリズムの変更であれば、
数日以内にSEO会社やSEOの情報提供をしているブロガーなどが、
推測の記事を出し始めますので、
そのような情報にアンテナを張っておくと良いでしょう。
もしも数日経ってアルゴリズムの変更ではないことがわかったら、
その時はペナルティを疑ってください。
Googleのペナルティは、
積み上げてきた努力を一瞬にして失ってしまう、
恐ろしいものです。
そうならないためにも、
日頃からユーザーの利益になるような良心的な情報を発信するようにし、
さらにGoogleを意識したWebサイト運営を心がけるようにしましょう。
次のページでは、MEOについて解説します。