
Lesson2では、Webマーケティングにおける「顧客」について
理解を深めていきます。
顧客を理解するための5つの階層を知る
Webマーケティングをする上で大切なことは、
「顧客について知る」ことです。
あなたの会社の売上を上げたいなら、
顧客のことを理解していないと適切なマーケティングができないからです。
例えば、あなたの会社を知らない顧客と、知っている顧客に対しては、
異なる施策をする必要があります。
なぜなら、この2つの顧客層では、あなたの会社についての知識量が
全く異なるからです。
下のピラミッドを見てください。

顧客は5つの層に分けて考えると理解を深めやすくなります。
一番下の潜在顧客層は、あなたの会社と顧客の関係性がもっとも低く、
一番上のファン層は、関係性がもっとも高い顧客です。
下の階層にいる多くの顧客が、一番上のファン層になってもらえるよう、
それぞれの階層に適切な施策を施すのが効率的なマーケティングとなります。
それでは、それぞれの階層について詳しく解説します。

潜在顧客
あなたの会社の商品やサービスについてまったく知らない顧客です。
あなたの会社が大企業でない限り、
ほとんどの人があなたの会社について知らないと言っていいでしょう。
つまり、世の中のほとんどの人がこの潜在顧客層にいるということになります。
弱い見込み顧客
Webサイトやソーシャルメディア、実店舗など、
何らかの形であなたの会社の商品やサービスを知っている顧客層です。
少し知っているという程度で、
商品やサービスに特に思いがあるわけではなく、
まだ何も関心を抱いていない顧客層になります。

強い見込み顧客
あなたの会社の商品やサービスについてある程度の知識があり、
信頼してくれている顧客層になります。
具体的には、無料の体験レッスンやセミナーを受けたり、
無料サンプルなどを使用したことがある顧客です。
何らかのきっかけさえあれば、
一般顧客となってくれる可能性が高いでしょう。
一般顧客
あなたの会社の商品やサービスを購入したことがある顧客層です。
何度か購入したことのある顧客もこの層になります。
しかし、毎回利用してくれるというわけではなく、
競合他社の商品の情報が入れば、
そちらを購入してしまう可能性もあります。
ファン・リピーター
「ロイヤルカスタマー」「宣教師」とも言われることがある顧客層。
あなたの会社の商品やサービスを継続的に利用して高い満足度があり、
リピーターとなった顧客層です。
この層の顧客は宣教師となって、あなたの会社のファンとして
自らSNSなどで宣伝したり、良い口コミを上げてくれたりします。
あなたがマーケティング戦略をする上で、
もっとも大切にすべき顧客層と言えるでしょう。
顧客の5つの階層について解説しました。
顧客の種類について理解しておくと、
どのようにマーケティングをしていけば良いかがわかります。
ターゲットを明確にし、
的確な施策をしてマーケティングの効率を上げていきましょう。
次のページでは、それぞれの顧客層に、
どのようにアプローチをすれば上の階層に移ってもらえるかを
考えていきます。