このレッスンでは、魅力的なキャッチコピーの
ポイントを解説していきます。

あなたがある会社のWebサイトを訪れたとき、
そこに滞在する時間はどれぐらいでしょうか。
思い返してみてください。
わずか数秒でそのサイトから離れてしまうことがほとんどだと思います。
人は、そのWebサイトが
「自分には無関係」
「見る価値がない」
と、ものの数秒で判断をしてしまうのです。
では、Webサイトの何を見て判断しているのでしょうか。
もちろんWebサイトのデザインなども見ていますが、
もっとも関係が深いのは、キャッチコピーやタイトルです。
キャッチコピーやタイトルを見て、
読む価値があるか判断した場合のみ、続きを読むのです。
魅力的なキャッチコピー

キャッチコピーをつくるときは、
必ず設定したペルソナのことをイメージするようにしましょう。
ペルソナを設定してターゲットをしっかりと絞ることで、
ターゲットに「これは自分に関係のある商品/サービスだ」
と思ってもらうことができます。
その他、キャッチコピーをつくる時に覚えておきたいテクニックを
解説していきます。
「読む人にとって価値がある」ものにする
キャッチコピーには、
商品やサービスのすばらしさばかりを入れてしまいがちですが、
実はそれよりも大切なのは、
商品やサービスによって「顧客がどのような利益が得られるか」
ということです。
つまり、あなたの会社の商品やサービスを利用すれば、
どのような結果がもたらされるかをしっかりと表現する
必要があります。
イメージがしやすい文章にする
画像や動画を使って、視覚からターゲットに訴えかけることは大切ですが、
だからといって画像や動画だけすばらしければ良いわけではありません。
それらに見合うだけの文章を書くことも重要です。
読み手のイメージが湧くように、
細かな描写や表現を使って文章を作ってください。
例えば、
- 新鮮な野菜をふんだんに盛ったサラダ
- 指定生産者が無農薬で心を込めて育て、
その日の朝にとれた新鮮な季節野菜をふんだんに盛ったサラダ
(1)(2)の文では、(2)の方がイメージが湧きやすいですよね。
数字を効果的に使う
USPをつくる時にも説明しましたが、
キャッチコピーにも具体的な数字を入れると説得力が増します。
例えば、
- リピート率◯%以上!
- 通常価格の◯%オフ!
- ◯年以上の実績を誇る
など。
「今だけ」「限定」を入れる
緊急性を出すために、
「今だけ」「締切がせまっています」「なくなり次第終了」
といった言葉を入れます。
また、人は「限定」という言葉に弱いものです。
「限定10個」「限定30食」と入れると、
早く買いたくなってしまいます。
特別感を出す
「あなただけに特別なお知らせ」
などのフレーズを入れると、
特別感、プレミアム感を出すことができます。
顧客の不安をなくしてあげる
キャッチコピーを見て興味を持ち、
いざ問い合わせをしようと思っても、
「一度問い合わせてしまったら、しつこくセールスされるのでは・・・」
と不安を感じる人は多く、
問い合わせをためらってしまうことがあります。
そのような顧客の不安をなくしてあげるために
「お問合せをいただいても、セールスや売り込みをすることはありません」
などと記載してあげることも大切です。
「今すぐ行動した方が良さそうだ」と思わせる
「いつ買っても大丈夫そうだ」
と思えてしまうようなキャッチコピーでは、
人は後回しにしてしまいます。
先ほども解説した「今だけ」「限定」もそうですが、
顧客に今すぐ購入したり問い合わせたりしてもらうような
行動を起こしてもらうために、
背中を押してあげるような言葉を入れましょう。
例えば、数や期間を限定して、キャッチコピーを打ち出します。
- 先着◯名
- 本日限り
- 今だけ
ターゲットの心に響くキャッチコピーのテクニックを解説しました。
気がついた人もいると思いますが、
中にはターゲットの心理を利用した方法もありました。
これらはとても効果的ではありますが、
ほどほどに使うことを忘れないでください。
あまり心理的な方法を使いすぎると、
不信感を抱かれてしまう恐れがあるからです。
あくまで一番最初に解説した
「顧客が得られる利益(価値)」
に重きを置いて訴求することが大切です。
Lesson4では、「効果的なWebサイトの作り方」について
学習を進めます。