
Webサイトのリニューアルで集客増
シェアオフィスを運営するA社の成功事例を紹介します。
A社は以前、Webサイトの制作を外注しましたが、
完成状態が悪く、不満を持っていました。
外注した制作会社は中堅の会社でしたが、
制作後の対応も非常に悪く、
返事もままならないと言った状況でした。
A社のWebサイトの問題点を整理すると、
- デザインが悪い
- 使い勝手が悪い
- ブログ形式のWebサイトで簡易的
- 集客効果が全くない
といった点があげられました。
▶︎まずは目的の設定から
Lesson4-1で既に解説しましたが、
Webサイト制作にあたっては、
目的の設定が大切でしたね。
このA社のケースでも、
Webサイトのリニューアルにあたっては、
まずは目的を決めることからスタートしました。
「Webサイトからの問い合わせを増やす」
という目的に沿って制作することになりました。

▶︎Webサイトの訪問者にわかりやすく設計
次に、Webサイトの方向性です。
これまでのWebサイトはデザイン性が低いため、
もっとも大切なシェアオフィスの雰囲気もしっかり伝えられず、
訴求力が弱かったのです。
そこで、訪問者にわかりやすく設計することにしました。
具体的には、
- 料金設定を明確にする
- オフィスの雰囲気がよくわかるように表現する
- はじめて利用するお客様でも
安心して利用できることを伝える
といった内容を、しっかり盛り込むようにしました。
料金設定に関しては、
これまでは複雑な表示になっていましたが、
誰が見てもわかりやすいように明示することにしました。
そしてイラストや画像などを効果的に入れ、
シェアオフィスの開放的な雰囲気が伝わり、
「見てみたいな」と思わせるようなデザインに変更。
また利用方法やルールなどを明確にし、
初めての方でも安心して利用できることを伝えました。
▶︎結果は1ヶ月後に
新しいWebサイトが功をなし、
Webサイトリニューアルから約1ヶ月後には、
Webサイトからの問い合わせや見学予約が増えるようになりました。
▶︎分析も始める
Webサイトの運営では、分析が大切であることは、
すでに学びましたね。
このA社も、解析ツールを使い始め、
流入経路や、閲覧数の多いページをチェックし、
Webサイトの効果を継続して測るようになりました。
▶︎A社の成功事例から学べること
A社の問題点は明確な「目的」がなく、
自社のUSPもしっかりと訴求できていない状態であることでした。
それに気がつき、リニューアルすることで、
訴求力の高いWebサイトになったのです。
A社は最初、制作会社の選定に失敗してしまいましたが、
このように外注先を間違えると、
経費ばかりがかかってしまいます。
A社は自社のWebサイトや制作会社に問題があることをしっかり把握でき、
そして早急に対処できたことが評価できるポイントです。