Lesson9-1 成功事例(1)

Webサイトのリニューアルで集客増

シェアオフィスを運営するA社の成功事例を紹介します。

A社は以前、Webサイトの制作を外注しましたが、
完成状態が悪く、不満を持っていました。

外注した制作会社は中堅の会社でしたが、
制作後の対応も非常に悪く、
返事もままならないと言った状況でした。

A社のWebサイトの問題点を整理すると、

  • デザインが悪い
  • 使い勝手が悪い
  • ブログ形式のWebサイトで簡易的
  • 集客効果が全くない

といった点があげられました。

▶︎まずは目的の設定から

Lesson4-1で既に解説しましたが、
Webサイト制作にあたっては、
目的の設定が大切
でしたね。

このA社のケースでも、
Webサイトのリニューアルにあたっては、
まずは目的を決めることからスタートしました。

「Webサイトからの問い合わせを増やす」

という目的に沿って制作することになりました。

▶︎Webサイトの訪問者にわかりやすく設計

次に、Webサイトの方向性です。

これまでのWebサイトはデザイン性が低いため、
もっとも大切なシェアオフィスの雰囲気もしっかり伝えられず、
訴求力が弱かったのです。

そこで、訪問者にわかりやすく設計することにしました。

具体的には、

  • 料金設定を明確にする
  • オフィスの雰囲気がよくわかるように表現する
  • はじめて利用するお客様でも
    安心して利用できることを伝える

といった内容を、しっかり盛り込むようにしました。

料金設定に関しては、
これまでは複雑な表示になっていましたが、
誰が見てもわかりやすいように明示することにしました。

そしてイラストや画像などを効果的に入れ、
シェアオフィスの開放的な雰囲気が伝わり、
「見てみたいな」と思わせるようなデザインに変更。

また利用方法やルールなどを明確にし、
初めての方でも安心して利用できることを伝えました。

▶︎結果は1ヶ月後に

新しいWebサイトが功をなし、
Webサイトリニューアルから約1ヶ月後には、
Webサイトからの問い合わせや見学予約が増えるようになりました。

▶︎分析も始める

Webサイトの運営では、分析が大切であることは、
すでに学びましたね。

このA社も、解析ツールを使い始め、
流入経路や、閲覧数の多いページをチェックし、
Webサイトの効果を継続して測る
ようになりました。

▶︎A社の成功事例から学べること

A社の問題点は明確な「目的」がなく、
自社のUSPもしっかりと訴求できていない状態であることでした。

それに気がつき、リニューアルすることで、
訴求力の高いWebサイトになったのです。

A社は最初、制作会社の選定に失敗してしまいましたが、
このように外注先を間違えると、
経費ばかりがかかってしまいます。

A社は自社のWebサイトや制作会社に問題があることをしっかり把握でき、
そして早急に対処できたことが評価できるポイントです。