
LINEの国内ユーザー数は約8400万人で、
SNSの中ではダントツの1位。
他のSNSとは異なり、
10代〜60代までの幅広い世代で利用者が多いのが特徴です。
それは、LINEは特定の個人と、
電話やメールのやり取りをするために利用されているからです。
また、決済機能(LINE Pay)もあります。
LINEの特徴
LINEは、これまで学習してきたFacebook、Instagram、
XなどのオープンなSNSと比べ、
「閉じた」SNSであると言えます。
拡散を目的とするよりは、
友だち追加をしてくれたユーザーにお得な情報、
ユーザーと1対1でやり取りをするのに向いています。
このような特性をうまく活かして、
マーケティングプランを練りましょう。
コンテンツの種類
LINEの機能は大きく2つあり、
「トーク」と「LINE VOOM(旧タイムライン)」です。
トークは、直接個別にチャットでやり取りができる機能です。
LINE VOOMは、友だち追加した企業がお知らせできる投稿機能です。
LINE VOOMには、テキスト、画像、動画、位置情報などを
投稿することができます。
LINE VOOMの情報を、
トークでシェアするなどして利用されることもあります。
ビジネス機能

2023年現在、LINEのビジネス機能は「LINE公式アカウント」となります。
LINE公式アカウントに登録すれば、
企業が友だちに追加してくれたユーザーと
「トーク」機能でチャットができたり、
VOOMに情報発信することができます。
LINE公式アカウントは、無料から有料プランまで、
3つのプランがあります。
- コミュニケーションプラン・・・無料
- ライトプラン・・・5000円(税別)
- スタンダードプラン・・・15000円(税別)
クーポンや抽選、ショップカードの他、
スマートチャット(AIによる自動応答)、スタンプなどがあり、
マーケティングに使える優れた機能が豊富です。
またトークへの送信は、
- リッチメッセージ(一緒に画像を送れる)
- リッチビデオメッセージ(自動再生される動画)
- リッチメニュー(トーク画面下部に固定される案内画像)
といった機能があり、
集客力にも優れています。
Openchat機能

比較的新しいLINEのサービスで、
Openchat機能があります。
Openchat機能は、
友だち追加している以外のユーザーも、
トークルームに招待することができるサービスで、
参加可能最大人数は5000人です。
先ほどLINEは「閉じた」コミュニケーションツールであると
説明しましたが、この機能を使えば誰とでもつながることができます。
このOpenchat機能を、マーケティングにも活用してみましょう。
例えば、
- ファン同士のコミュニケーションの場にする
- イベントやセミナーの情報発信をする
- LINE公式アカウントやメルマガの代わりに利用する
といった活用方法があります。
匿名での参加が可能ですので、
ユーザー誰でも気軽に参加ができるというメリットがあります。
Openchatは無料で利用できますので、
大規模の会社でなければOpenchatで情報発信をし、
経費を抑えるという利用方法もあります。
また、管理人はメンバーの強制退室ができるため、
荒らされることを心配する必要もありません。
LINEアカウントの分析
LINE公式アカウントを持っている人なら誰でも、
LINEの分析機能を利用することができます。
「管理画面」から以下のことを確認してみましょう。
- 友だち追加
- ターゲットリーチ(全体友だち数ーブロックされている人)
- 送受信メッセージの推移
- 友だちの「性別・年齢・地域」
- 友だちの追加経路
- 1投稿のインプレッション・クリック数など
- 動画と音声がどこまで再生されたか(25%再生、75%再生など)
- クーポンの開封者数、使用者数
- ショップカードの発行数、ポイント別ユーザー数
クーポンやショップカードの分析など、
LINEならではの分析機能もあるので、
定期的にチェックして今後のマーケティングに活かしていきましょう。
次のページでは、YouTubeとTikTokについて解説をします。