Lesson5-2 効果的なSEO対策(1)

キーワード戦略

SEOで何よりも重要なのは、キーワードの選定です。

キーワードには、ビッグキーワードとスモールキーワードがあります。

ビッグキーワード

検索エンジンで検索されることが多い、
メジャーなキーワードのことです。

競争が激しいため、順位の変動が激しいのが特徴。

例)カフェ

スモールキーワード

ビッグキーワードに比べて、検索回数が少ないキーワードのこと。
いくつかの単語を合わせた複合キーワードも、
スモールキーワードになります。

競合が少ないため、順位の変動も少ないのが特徴。

例)カフェ 新宿 駅近

スモールキーワードで戦略を立てる

ビッグキーワードで上位表示されれば良いですが、
それにはライバルが多く、競争が激しいため、
そうそう上位に表示されることはありません。

それよりも、競合サイトが少ないスモールキーワードで対策を進めた方が、
少しずつ着実にGoogleからの評価も上がり

ビッグキーワードの上位表示にもつながりやすくなります。

見込み客はどのキーワードで検索するか?

狙うべきはスモールキーワードであることは分かりましたが、
具体的にはどのようにキーワードを絞ったら良いのでしょうか。

それは、「競合のWebサイトが少なく」かつ、
「見込み客がよく検索するキーワード」
です。

例えば、あなたがヨガを習いたくて、教室を探しているとします。

新宿区に住んでいるから家の近くのヨガスタジオを探したい、
さらに体験に行きたいなら、

「ヨガ 新宿区 体験」

とキーワード検索しますよね。

または、ピラティスもやってみたいなら、

「ヨガ 新宿区 ピラティス」と検索するかもしれません。

アクセス数は少ないですが、
このようにわざわざ検索してくるターゲットですから、
購入や申し込みといった行動につながりやすくなります。

タグにキーワードを入れる

ここで重要なタグは3つあります。

  • タイトルタグ
  • 見出しタグ
  • メタディスクリプションタグ

タイトルタグ

タイトルタグは、Webサイト内のページタイトルを
設定するhtmlタグのことです。

このタイトルタグに、必ずキーワードを入れるようにしてください。

キーワードはできるだけ先頭に近いところに入れた方が、
効果は高くなります。

ただし、キーワードを意識するあまり、
不自然なタイトルにはならないように注意
してください。

また、ベストなタイトルタグにできたと思ったのに、
なかなか上位に表示されない場合でも、
タイトルを頻繁に変更することは避けましょう。

検索エンジンが「意図的にSEOをおこなっている」と判断し、
評価が下がる可能性があるからです。

見出しタグ

見出しタグには種類があり、
もっとも重要な見出し(大見出し)は「h1」タグです。

その下に、小見出しとなるh2、h3タグがあります。

ここで重要なことは、

  • 1つのページにつき、h1タグは1つだけにする
  • h1タグの中に、必ずキーワードを入れる
  • タイトルタグと同じ文章にしない

ここでも、キーワードを入れたとしても、
自然な見出しになるように心がけましょう。

メタディスクリプションタグ

メタディスクリプションタグとは、検索結果画面に表示される、
Webページの概要のことです。

2022年現在、Googleはメタディスクリプションを
SEOのランキング要素に含めていないので、
ランキングには直接影響を与えません。

しかし、ユーザーはここの説明文を読んで、
自分が探しているものがこのページにあるかどうかを判断します。

そのためこの部分は、クリック率に直接影響を与える部分であり、
訪問してもらえるかもらえないかが決まります。

ですから、メタディスクリプションタグにも、
必ずキーワードを入れてください。

検索したキーワードがここに入っていないと、
自分にとって必要な情報が書かれていないページだと、
ユーザーに判断されてしまう可能性があるからです。

またメタディスクリプションは、
PC画面で120文字程度、スマホ画面で70文字程度です。

長すぎるとGoogleに省略されてしまいますし、
現在は大半がスマホユーザーなので、
キーワード含め大切な内容は、
最初の70文字に入れるようにしましょう。

※メタディスクリプションタグを設定しても、
Googleの判断により検索結果画面に反映されないこともあります。


今回は効果的なSEO対策について、
キーワード戦略を中心に解説してきました。

次のページでも引き続き、
SEO対策について学習を深めましょう。