Lesson4-2 成功するWebサイト制作(2)

このページでも引き続き、Webサイト制作時のポイントについて
解説をしていきます。

Webサイトの成功パターン

ここではヨガスタジオのWebサイトを例に解説します。

上から会社のロゴ、問い合わせ先、イメージ&キャッチフレーズ、
グローバルナビゲーション、メインカラム、右のサブカラムで
構成されているのがわかると思います。

グローバルナビゲーションには、左から「初めての方へ」から始まり、
一番右が「体験予約」となっています。

左下のメインカラムには、ブログなどの
見込み客に有益なコンテンツを時系列で掲載しています。

ポイントを整理してみましょう。

  • Webサイトの目的=見込み客に体験の申し込みをしてもらうこと
  • ユーザーの動線を、グローバルナビゲーション左の
    「初めての方へ」から順番に読んでもらうように設計
  • メインカラムに見込み客にとって有益な情報を掲載し、
    また訪問してもらう狙い
  • 右のカラムではSNSやメルマガに誘導

このような設計のWebサイトは実際によくあるパターンで、
あなたも似たようなサイトを見たことがあるのではないでしょうか。

決して珍しい構成ではありませんが、
訪問者にとってわかりやすいWebサイトになっていて、
知りたいことをすぐに知ることができる、

良いパターンと言えます。

「会社概要」

グローバルナビゲーションにある
「会社概要」「お客様の声」「よくある質問」の3つは、
とても重要な項目です。

まず「会社概要」ですが、商品やサービスを探しているのに、
それを販売している会社についてユーザーはそんなに興味を示すだろうか?
と不思議に思うかもしれません。

しかし、会社概要は意外にもアクセス数が多いのです。

ユーザーは、商品やサービスに興味を持ったとしても、
信頼のできる会社でなければ次の行動に移りません。

「損をしたくない」「騙されたくない」というのが、
ユーザーの心理なのです。

顧客の信頼を勝ち取るためにも、会社概要はないがしろにせず、
内容を充実させるようにしましょう。

「お客様の声」

Webサイトのコンテンツを充実させて、
あなたの会社の商品やサービスの良さがとてもよく伝わるように
書くことができたとします。

しかし、顧客はそれだけでは満足しません。

「良いことばかり書かれているけれど、本当かな」

と疑ってしまいます。

この疑いを解決してあげられるのが「お客様の声」です。

第三者からの客観的な感想があると、
見込み客の信頼感は増しますし、
自分が利用した時のイメージがしやすくなります。

「お客様の声」に登場する人は、
親近感を持ってもらうためにも、
できれば名前と顔写真がある方が良いです。

「よくある質問」

あなたの会社の商品やサービスに興味を持ったところで、
見込み客にはさまざまな「わからないこと」が思い浮かんでいます。

実店舗であれば、わからないことは店員に聞けば良いことですが、
Webサイトではそこに書かれていることが全てです。

問い合わせて聞くこともできますが、それは手間ですし、
「ちょっとしたわからないこと」をわざわざ問い合わせて聞く人は
少ないでしょう。

そこで、見込み客にとって親切なのは「よくある質問」で、
さまざまなわからないことを解決してあげることができます。

見込み客が「わからない」ことを想像し、
全て書き出して答えてあげましょう。

例えばネットショップであれば、
「発送のスケジュール」や「返品」など、
基本的な情報も入れます。

他社よりも安く販売しているなら、
「どうしてこんなに安くできるのか」を丁寧に説明することも必要です。

見込み客は「安い」とわかると、
「嬉しい」よりも、「どうしてこんなに安いのか?」と疑うからです。

しっかりと説明することで、
ここでも自社の強みを提示することができます。

目的のボタンはわかりやすく設置

とても大切なポイントとして、
目的のボタンをわかりやすく設置することがあげられます。

例えばヨガスタジオのWebサイトでは、「体験予約」が目的でした。

「お客様の声」や、サービスが充実していることを知って気持ちが盛り上がり、
見込み客がいよいよ体験の申し込みをしようと思った時に、
そのボタンがすぐに目につくところにないと、
気持ちが盛り下がってしまいます。

特に主要なページ(「お客様の声」「商品やサービスの説明」など)では、
目的のボタンは読んだ後すぐに行動が起こせるように、
ページの一番下に設置しましょう。


2回にわたって、Webサイト制作時のポイントについて
解説してきました。

これらのポイントを参考に、Webサイトを作ってみてください。

また、他社のWebサイトなども研究して、
あなた自身が「わかりやすいな」「サービスの良さがよく伝わるな」
と思うWebサイトがあれば、どのような構成や内容になっているか、
参照することも勉強になります。

次のページでは、「ユーザーとGoogleを意識したWebサイト構築」について
学びましょう。