
ホームページを制作するには、ある程度の知識や経験が必要で、
一から自社で作るのは難しいと判断し、
業者に依頼することを検討する会社も多いです。
このレッスンでは、
Webサイトの制作を業者に依頼する時の注意点について、
学びましょう。
依頼する前に決めておくこと
Webサイトの制作を業者に依頼する前に、
決めておいた方が良いことがあります。
事前の準備として最低限、
次の3つをあらかじめ決めておきましょう。

1.目的
まず一つ目は「目的」です。
業者に依頼するからと言って、目的まで丸投げにはできません。
目的は必ずあなたの会社で設定するようにしましょう。
ただ「ホームページを良くしたい」など、
大まかなものではなく、
はっきりした目的が必要です。
例えば、ヨガスタジオの時は、
「体験予約」をしてもらうことが目的でしたから、
「体験予約を月に20件獲得したい」など具体的に決めましょう。
2.予算
制作を依頼する前に予算も決めておきます。
制作会社は予算内でWebサイトを制作することになります。
予算とともに入れてほしい内容や機能も伝えて、
予算内でどこまでできるか事前の打ち合わせで把握しておきましょう。
ごく簡単なWebサイトでしたら10万円程度〜、
フルオーダーメイドで300万円前後かかることもあります。
ネットなどであらかじめ相場を調べ、
さらに数社から相見積もりを取ると良いでしょう。
3.納期の目安
納期は余裕を持っておくと安心です。
納期が短いと、クオリティが低くなったり、
通常よりも費用が高くなってしまうことがあるからです。
Webサイトの制作期間は、
業者やサイトの規模によっても異なりますが、
小規模のサイトで1ヶ月前後、
中規模で2〜3ヶ月、
大規模のものは3ヶ月〜1年ほどかかることもあります。
制作会社はいくつもの案件を同時進行していることがほとんどなので、
進行スケジュールを決めるためにも必要です。

依頼先の調査
依頼先をあらかじめ調査しておくことが大切です。
特に、あなたの会社の同業種の制作実績があるかをチェックすると良いでしょう。
依頼先のホームページでこれまでの実績を確認し、
あなたの会社のニーズにかなったものが作れるかを判断します。
また制作会社にはそれぞれ強みがあります。
例えば、女性顧客向けのWebサイトが得意、
病院のWebサイト実績が豊富など、
それぞれ得意分野がありますので、
それを見極めて業者を選定するようにしましょう。
さらに、以下の点があると心強いです。
- SEO対策ができる
- Webコンサルタントがいる
- システム開発ができる(システムを埋め込む場合)
- デザインが得意
これらのことを総合的に判断して、
業者を決めると良いでしょう。
次のレッスンでは、
業者に依頼する時によく起こるトラブルと、
契約書の確認ポイントについて解説します。