Lesson7-4 Instagram

このページでは、Instagramの活用方法について学びましょう。

前回学習したFacebookとの違いを理解しながら読み進めてください。

女性に人気

「インスタ映え」「インスタグラマー」などの言葉が流行するように、
Instagramはとても影響力のあるSNSです。

ここ数年でも急成長を遂げました。

2019年時点で国内の利用者は3300万人を上回り、
Facebookをしのぐ利用者数を誇ります。

女性の利用者比率が男性よりやや多いのが特徴で、
女性はどの年代にも利用者が多いです。

Instagram利用者の多くは、
新しい商品やサービスを見つけたり、
購入の参考にしています。

そのため、SNSの中では特に、
ユーザーへの影響力が非常に大きいと言えます。

コンテンツは写真と動画が中心で、
その内容はビジュアル重視。

まるで雑誌のような美しい画像の投稿や、
一方で育児など体験をもとにした漫画を投稿する人も多いです。

豊富なコンテンツが魅力

Instagramはコンテンツの種類がバリエーション豊かです。

  • 画像
  • カルーセル(スワイプして見る)
  • ストーリーズ
  • ライブ配信
  • 動画
  • リール

当初は画像の投稿に特化したサービスでしたが、
現在は動画を始め、24時間で消去されるストーリーズ、短い動画のリールなど、
バリエーションを増やしています。

ストーリーズの活用

24時間で自動消去されるストーリーズ。

一般ユーザーは、消去される(タイムラインや投稿一覧に残らない)
という手軽さから、この機能のほうがよく使うという人もいるほどで、
支持率の高い機能の一つです。

このストーリーズを、会社のPRにも活用してみましょう。

ストーリーズに合う投稿は、
「消去されてしまう」という特徴を活かせるものが良いです。

例えば、

  • イベントの告知
  • 期間限定のサービス
  • 新作の情報
  • 期間限定クーポンの配信

といった内容です。

さらにストーリーズはアンケート機能があり、
ユーザーにアンケートを取ることができます。

この機能で消費者のニーズを探ることもできますし、
会社側からの情報発信という一方通行にならず、
双方向のコミュニケーションも可能になります。

その他にもスタンプなどがあったりと、
ストーリーズの中でさまざまな表現ができるという
メリットがあります。

投稿後24時間で消去されてしまいますが、
「ハイライト機能」を利用すれば保存も可能で、
他のユーザーも見ることができます。

ユーザーに表示させたくない場合は、
「アーカイブ機能」を使って保存してください。

コンテンツの工夫

もともとInstagramはビジュアル重視のSNSだったので、
美しい写真がアップされることが多いのですが、
最近ではそれにプラスして、
詳しい情報を載せる投稿も増えています。

これは、Instagramで商品やサービスを探すユーザーが
増えているため
です。

あなたの会社の商品をアピールするなら、
やはり、そのような「知りたい」というユーザーの気持ちを考えて、
求められる情報は何かを吟味して投稿する必要があります。

また、コンテンツのサイズを知っておくことも大切です。

サイズ

写真のサイズ

SNSによってサイズは異なりますが、
Instagramの場合、アスペクト比と解像度は以下の通りとなります。

正方形(1:1):最大1080×1080ピクセル

横長(1.91:1):最大1080×566ピクセル

縦長(4:5):最大1080×1350ピクセル

このサイズの範囲内でしたら、元の解像度は保たれます。

ちなみに、Instagramは縦長(4:5):1080×1350ピクセルを推奨しています。

理由は、画面専有率が高いほど目に留まりやすいためです。

動画のサイズ

動画もアスペクト比は画像と同じです。

サイズは最大4GB、長さは3〜60秒です。

ストーリーズ

推奨アスペクト比は9:16ですが、
4:5~1.91:1まで投稿できます。

推奨解像度は、1080×1920ピクセル。

ストーリーズの画像は、最大5秒・30MBまで。

動画は最大60秒・4GBまでで、15秒ごとに区切られます。

世界観の統一

コンテンツは推奨サイズももちろん大切ですが、
気をつけたいのが統一感。

加工の仕方を統一する、
グリッド投稿(一枚の写真を分割して投稿)に挑戦するなど、
世界観を決めてから投稿すると良いでしょう。

コンテンツ内容に迷ったら人気のインスタグラムを参照して、
どのようなコンテンツを投稿しているか研究してみてください。

Instagramに合う・合わない

Instagramの利用者は、
メイク、スキンケア、アパレル、旅行、飲食など、
流行に敏感なユーザーが多いです。

そのため、流行りに敏感な女性が知りたくなるような
商品やサービスはInstagramに向いていると言えます。

では、それ以外の企業はどうでしょう。

女性ウケしそうな商品が少ない、
インスタ映えするような商品やサービスを提供していない
という会社も中にはあります。

しかし、これらの企業の中には、投稿内容を工夫して、
人気アカウントとなるケースも多いのです。

例えば見た目が地味な商品は、
使い方や使っているシーンを投稿したり、裏技を紹介したりして、
ユーザーがイメージしやすいように画像や動画を駆使して

紹介してみましょう。


Instagramには、解説した機能以外にも、
動画が配信できる「リール」「IGTV」といった機能などがあります。

今後も新しいサービスが出る可能性もあるので、
トレンドにアンテナを張って投稿するように心がけましょう。

次のページでは、X(旧Twitter)について解説します。